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“コロナがくれたもの 日本初のライフプランナー橋本眞史が語るこれからの時代のライフプランナーの在り方とは?” 講師:橋本 眞史 氏

    こんにちは!WADOウイングスの笠井千花子です!
    最近暑い日が続きますね。
    コロナ対策に加え熱中症対策をしっかりと行っていきましょう!

    さて、6月度のレジェンドクラブスペシャル勉強会&プレミアセミナーは、
    なんと、日本初のライフプランナーの橋本眞史さんをお招きしております。

    コロナウイルスの影響で時代が10年早まった!?

    Withコロナの時代に突入した今、これからのライフプランナーやセールスの方々に伝えたい想いを語っていただきました!

    それでは早速、講義内容に入っていきましょう!

    スペシャル勉強会
    コロナと歩む時代へ

    スペシャル勉強会では、コロナ対策もかねて屋外に出て、青空教室で講義を行いました。
    いつもとは違った環境下での講義だったうえに、お話ししていただく内容も橋本節が効いて、印象に残るお話しばかりでした!

    【10年後の未来をどう生きるか】

    未だかつて誰も経験していないコロナウイルス。
    「コロナが落ち着いたら飲みに行こう!」とか、「元に戻ったら○○しよう」と皆口々に言っていますね。

    私は、コロナが落ち着いたら、大学時代を過ごした山梨県や地元である新潟県に行って今までお世話になった人たちのところに会いに行きたいな~、なんて思っているのですが、

    コロナ以前の状態に戻ることはないと、橋本氏はおっしゃいました。
    「環境が大きく変わり、コロナと一緒に生きるWithコロナの時代へと突入したわけです。
    この時代を私たちは生きていかなければいけないのです。今は、通信技術の発達に伴いオンライン上でのやり取りが可能となりました。
    すると、人が動かなくてもよかったり、移動する必要がなくなったのです。
    しかし、その一方でモノは動き、物流は著しく発達しています。」

    このコロナだからこそ、テレワークや在宅での仕事が主流となり、今までであれば話す暇もなかった方と連絡を取ることが可能になりました。

    橋本氏は、このような中で、航空業界の方とお話しする機会があったそうです。
    「飛行機便が全然飛んでいない今、航空荷物は増え、旅客が減っていると聞きました。
    航空業界では未来である2030年には観光客以外の人が動かなくなるのを予想していたのだそうです。
    しかし、2020年の今、まだ10年あると思っていたら、コロナの影響でその10年が今、目の前に来ているのです。」

    10年先の未来があっという間に今、目の前に!?
    コロナの影響で大きく時代が進んだんですね。
    さらに、通勤時間などの時間が減り、働き方改革も一気に進み、働き方だけでなく、住む場所やビジネスモデル、給与形態など様々なことが変わっていくという橋本氏。
    これからの時代が楽しみだと、笑顔で語ります。
    今までの、働き方を見直し、改善するきっかけとしてとらえていきたいですね。

    お客様と互いに歩み寄る関係性作り
    利己から利他へ

    これからのライフプランナーはどんな存在でいたらいいのでしょうか?
    このような問いに橋本氏は以下のように答えます。
    「利己から利他へ、すべてが変わらなきゃいけないんですね。
    今回コロナで、皆さんが分かったことは、自分一人ではどうにも太刀打ちできないということではないでしょうか?
    医療従事者も含めていろんな人がいて社会が構成されているんです。」

    「このようなことに気付けた今、これからのWithコロナの時代に利他という概念が必要になってきます。
    本当に必要なものやサービスであれば、必要であると感じるからこそ、それに対する対価を払いたいですし、提供する側も相手のためを想って提供していきたいですよね。

    コロナによって、死というものが圧倒的な強さで自分のすぐ近くに存在していることによって保険の必要性は高まってきています。
    保険の必要性をお客様自身が実感し、ライフプランナーも必要性を感じたうえで、お互いに歩み寄って一つの商談が成立していく時代なのです。」

    利他の概念が時代を存続させていくと語る橋本氏。
    これからの時代、利他の概念で人とかかわっていくことの重要性を感じました。

    【ライフプランナーとしての誇りと役割】

    ライフプランナーはお客様の人生を健康にしていくという役割のもと、医者としてのモラルが必要だと橋本氏は言います。
    「ライフプランナー(以下LPとする)という言葉は1981年にできた言葉です。
    ペットネームではなくLPという専門職を作りたいという想いがあってLPという称号を作ったわけで、
    他の保険会社がライフパートナーといったペットネームをつけているがそれとは違うんですよ。
    LPはもっと誇りをもってLPになるべきであって、保険のセールスマンになることではなくてLPになることをやっていく必要があります。」

    保険を「欲しいものランキングベスト5」に入れたいというLPの志があったと語る橋本氏。
    今まさに自然界の感染症という力によって、保険の必要性が高まり、欲しいものランキングの順位もぐっと上がってきているのだそうです。
    社会的な背景が変わったならば、自分たちの仕事を見直して、プライドをもって取り組んでいくことが大切だと、強いメッセージを伝えてくださいました。

    プレミアセミナー
    これからの時代を生きていくために

    スペシャル勉強会の後、会場の皆さまから質問を集めさせていただきました。
    今後のソニーについて」「橋本氏が23歳のLPだったら」「相続や事業継承について」など、様々な角度からの質問が寄せられました。
    その質問に対する橋本氏の言葉や、考え方など印象に残った個所や大事なエッセンスをまとめてみました。

    ソニーらしさとは

    グローバル的な目線で見ると、小さい会社はどんどん合併していくだろうという橋本氏。
    「ソニー生命が常にソニー生命のままとか、ソニーがソニーのままでいられるかというのは誰も予想できません。
    今、ソニーらしさなんて金融庁によってズタズタにされちゃっているわけですから
    今もソニーらしさがあると思っているのが大間違いで、もうソニーは普通の保険屋さんでしょ。」

    会場の笑いも誘いながら話を進める橋本氏。
    ソニーらしさを求めるのであれば、製販分離が必要とのこと。

    「ソニー生命という保険会社は日本生命や第一生命と戦ってくださいと。
    しかしライフプランナー株式会社という会社を別途で作れば、アイデンティティーやソニーらしさは作っていけるのかなと思います。
    金融庁好みの会社にならなければ、許認可事業として成り立たなくなっているということです。
    だったら分離して、まあ分離しても金融庁から逃れることはできないけれどね、
    でも少なくとも今よりは自由にやれる可能性はあるだろうなーと思いますけどね。」

    現時点でソニーらしさはもうないと語る橋本氏。
    今後の世の中の動きに関する考察も踏まえ、ここでしか聞けないようなことをお話ししてくださいました!

    ライフプランナーとして意識していること

    LPになった橋本氏は、当初、お客様の人生をプランニングするというと
    「それって上から目線だろ、自分の生活は自分でプランするんだよ、なんでお前みたいな若造にライフプランされなきゃいけないんだよ。」と怒られたことがあるそう。

    正確に言えば、LPはライフプランニングサポートサービスであるべきだといいます。
    「主役はお客様であって、それを踏まえて、お客様の順調な人生を構成していくためにどうやってサポートするのかが大切です。
    LPは買い方支援や購買支援と違います。
    その保険に入ることによってその人の人生にどのような安全・安心なものを提供できるかということを意識しています。」

    保険の知識だけでは、LPというお客様の人生や生活という大きなものをプランニングする人にはなれないといいます。

    今ではネット上で色々な勉強ができ、いろんな情報を簡単に入手できる時代です。
    自分から積極的に学ぶ場に行ける時代だからこそネットをうまく活用していきたいものです。

    「お客様の数が多ければ多い分だけ、お客さまの多様な仕事や生き方を知っている人が多いわけですから、そういう人たちから学ぶのもいいでしょう。
    売る力というのは実は知る力なんですね。
    だから売り込む力を磨くのではなくてお客様のことを知ることを学ぶべきであって、
    お客様から学んだことを次のお客様やその次のお客様に共通して伝えていくことによって、自分の存在というのが、頼りがいのある存在になったりするんだと思います。

    この人に聞いてみれば、何かヒントを得られるんじゃないかという存在になるためにこれからも頑張らなきゃいけないと思います。」

    知識よりも経験とおっしゃる橋本氏。
    経験が人を成長させてくれるのだそうです。
    ですから、常に好奇心をもっていろんな情報にアクセスし、自分を磨いていく必要があるのかなと思いました。
    「会わなくてよかったなんて人間は、人生においていないんです。」という橋本氏の言葉が印象的でした。

    保険の本来の考え方をお客様に伝える

    何のために人は生きていくのか?自分のため?誰かのため?
    あなたはどうでしょうか?
    人は、最期には死んでしまいます。

    「人々は自分が亡くなることを分かっていないんです。
    結局みんな準備不足のまま最期を迎えてしまうんですね。
    相続対策はしっかりしておかなければならないのですが、保険は健康なうちにしか入れません。
    だからその対策を健康なときからしておくことで、家族内のもめごとを防ぎ、家族の平和・兄弟の平和が保たれます。」
    橋本氏は保険の本来の考え方である、次の世代に受け渡すというところに重点を置いてお話ししてくださいました。

    LPとして活躍されてきたご自身の体験を踏まえ、LPとしてのお客様とのかかわり方を熱く語ってくださいました。
    「お客様の人生を共にするLPだからこそ、お客様に求められる・頼られる存在でなくてはならないのです。
    安いとか損得で保険を考えるのではなく、次の世代に受け渡すというのが本来あるべき保険の姿であるというのをお客様にしっかりお伝えしなければなりません。」

    次の世代にどう責任を取るのか、
    次の世代がどのようにすればくだらないことを起こさないかというか。
    このことを自覚させるのがLPの役割でもあるといいます。
    LPには教育的な役割もあるのですね!

    お客様に保険に入る本質的な意味を自覚していただいたうえで、人生を共に歩む。
    LPという職業が素晴らしいものであると再確認できました!

    【感想】

    今回のレジェンドクラブでは、LPに求められる資質やLPへの想いを勉強することができました。
    また、橋本氏のWithコロナに対する考え方は、今までLPとして、多くの方々とかかわってきた経験も踏まえての考えでしたから、私にとっては新鮮で、驚くことが多かったです。
    10年先の未来がやってきて、それに我々は対応し順応していかなければなりません。
    オンラインが一気に発達しましたが、一方でリアルの必要性を再確認できる時代だと思います。
    多くの人と会い、自分にしかできない経験を積んで、これからかかわる多くのお客様のためにも自分磨きを続けていきたいと思いました。

    講師プロフィール

    LoveMeDo株式会社
    代表取締役 CEO
    橋本 眞史 氏

    ・プロフィール
    1981年3⽉ソニープルデンシャル⽣命保険株式会社(現・ソニー⽣命保険株式会社)
    第1号ライフプランナーとして⼊社
    1987年7⽉渋⾕⽀社⽀社⻑
    2002年3⽉ライフプランナー本部副本部⻑兼第2営業統括部統括部⻑
    2004年7⽉執⾏役員兼ライフプランナー第2営業本部本部⻑
    2007年6⽉執⾏役員リクルート戦略担当
    2009年7⽉執⾏役員常務リクルート戦略担当兼専属代理店営業部担当
    2010年4⽉執⾏役員常務アドバンスプランニング部担当兼マーケティング部担当兼
    専属代理店推進室担当
    2010年10⽉執⾏役員常務アドバンスプランニング部担当兼マーケティング部担当兼
    プレミアエージェンシー室担当
    2011年6⽉執⾏役員常務ソリューション開発推進部担当
    2013年6⽉ソニー⽣命保険株式会社退社
    2013年7⽉LoveMeDo 株式会社代表取締役社⻑CEO 就任
    ⻘⼭財産ネットワークス株式会社社⻑顧問就任
    株式会社ノバレーゼ経営顧問就任
    東和興業株式会社経営顧問就任
    2015年3⽉株式会社ノバレーゼ取締役就任
    2016年4⽉中⻄⾦属⼯業株式会社デザイン経営会議シニアアドバイザー就任
    2017年8⽉株式会社フェローシップ相談役顧問就任
    現在に⾄る